何も考えてない

ポケモンの自分用メモ

【シングル】スカーフバンギアローグロス【欠陥】

○真皇杯関西予選2 予選4-3落ち(直対負け)
欠陥構築なので残すか迷ったが、一応残すことに。
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○概要
関西予選1の後、ゴツメゲッコ始点の毒びし軸をずっと考えていたがオフ前夜まで結局上手くまとまらず、その時に採用して無難に強かったメガグロスと前々から軸を考えてみようと思っていたスカーフバンギから構築を考え始めた。グロス軸のパーティーを探しているとSAZINさんの構築(http://sazin2525.blog.fc2.com/blog-entry-13.html )が似た形であり、これをベースに組んでみた。
バンギは厨パの並びに強めの駒であり、特にスカーフバンギはボルトゲンガーと対面させられれば出落ちさせられる可能性がある。ガルーラバシャに対してはゴツメアローが比較的安定して投げられる。またバンギ同様、厨パの並びに全体的に殴り合いに弱くなくアローとの補完が良いグロスを合わせこの三匹を基本選出としている。グロスやバンギは厨パの並びだけでなく、マンダ軸の構築に対しても出していきやすい駒である点でカバーできる範囲が広く感じた。後の三枠は水の処理やクチート軸への出しやすさ、ガルーラへの圧力を兼ねてミトム、ガッサ、メガゲンガーと採用していった。
構築段階で気づいていたことだが、ガルドと岩技採用あるいはバトン採用のバシャが重い欠陥がある。前者はガルドを一発で落とせる技がなく、またメガ枠が影打ち抜群で入る関係でアドバンテージを取られやすい。後者はバシャをアローでしか安定して処理するルートがないため襷封じ等でアローを機能停止させられると詰む、バトンについてはスカーフバンギが相手の積みエースのストッパーとしても役目を負っておりS上昇してかつバンギに打点のあるエースは止められない形となってしまっているため重い。

 

○構成
バンギラス@スカーフ
175-186-131-xx-120-124
岩雪崩 噛み砕く 冷凍パンチ 馬鹿力

構築の主軸1。初手に出すことが多く、上から有利な技を打ち込み、通れば爆アド、しかしスカーフをきちんと考慮した立ち回りをされると一気に厳しくなるというハイリスクハイリターンな性質のポケモンだと感じた。初手対面の有利不利が直に戦況に影響しやすく、襷ゲンガーやボルトと対面させたいが、当日は同ブロックにクチートが多くいたため初手に出せずやきもきした。
ガルーラバシャと対面した場合、裏のゴツメアローに引く。ガブは割り切って冷パンを打っていた。裏に控えさせる場合もあり、電気やゲンガーに対して後投げするが、交換時の気合い玉で殺されるのはご愛敬。生き残れば上を取っていると思っている相手を倒すことはできる。
ブレバや不意打ち半減、ガブより早いことから剣舞からの全抜きをストップできる等、ストッパーとしての機能も期待していたが、そのような場面はあまりなかった。基本選出の三体だと積まれる場面もそう多くないので当然か。


ファイアロー@ゴツメ
173-102-122-xx-90-174
ブレイブバード 鬼火 挑発 羽休め

バンギやグロスからの引き先として優秀なゴツメアロー。初手バンギorグロスとガルが対面した場合、グロパンや地震、炎パンから引けるので比較的安定行動となる。役割外だが、ゲンガーに対してブレバを打つことで後続のグロスのバレパン圏内に入れる動きを取ることもある。ただバシャを処理できるのが基本的にこのポケモンに限られるので、序盤で捨てることができず、少々プレイングが窮屈になるあたりが怪しい。後で採用したガッサやミトムともサイクルを回しやすい。
バシャでバトンする展開に対しては、挑発で突っ張れないことを悟らせながら、上手いことバトンのタイミングで裏に鬼火を入れて誤魔化す。

メタグロス@ナイト
167-187-173-xx-131-173
思念の頭突き 地震 冷凍パンチ バレットパンチ

主軸2。バンギ同様に広く殴り合うことができる。ガブのA182地震+サメ肌を耐える調整。タイマン性能が高く、終盤までHPを温存しておきたい駒ではあるが、アローを動きやすくするために序盤からボルトと殴り合うなどの選択をすることもある。全体的に電気に薄くしている構築のため、仕方ない。
フェアリーに対しての圧力が強く、復権してきたニンフやマリルリなどに強く出られる。物理受けクレセもグロスを突破ができないため出てきにくい等のメリットがあるが、実際にはグロス側からの打点も欠けているため、出てこられると困る。見るからに刺さらなそうな並びにしているので出てこないでいただきたい。
概要で述べた通り、厨パの並びに加え、マンダ軸やヘラ軸にもこのポケモンで見ることができ、カバー範囲が広いと感じた。一貫打点としてのエスパー打点と高いSから氷技を打ち分けできるのが強い。
ウェポンは元々ガルーラやマンムーへの打点としてアムハンを採用していたが、ドランを一発で飛ばせ、クチート軸への誤魔化しとガルドへの削りとして地震を採用した。結局打つ場面はなかったが、地震の採用理由が少々悲しいものなので、この辺については裏で任せられるメンツを揃えるべきである。

ゲンガー@ナイト
165-xx-101-191-116-200
祟り目 鬼火 滅びの歌 道連れ

誤魔化し枠。対ガルーラとしての機能を最低限残しつつ、オニゴーリやピクシーを見ようとした結果がこれである。オニゴーリは後続のガッサが弱くなく、ピクシーは眼鏡ミトムのトリック等で誤魔化せたりと、滅びは要らなかったかもしれないが、試運転段階でHDポリ2でアローゲンガーを見ているタイプのクチート軸をポリ2を処理して詰ませることができたので、当日もこういうことがあるかもなと思い、残した。まあ害悪の並びに厚くするに越したことはない。
全体として電気の通りが良すぎるため、この枠は対ガルドも考えて陽気珠マンムーにしようかと考えていたが、どの道バシャが重いという欠陥は残るわけだし、受けルにバンギ選出を強要できないのと、ゲンガーで道連れすればなんとかなるだろう精神でそのまま通した。結果、一番嫌いな初手対面ミラーという形で帰ってきた。

ウォッシュロトム@眼鏡
157-xx-128-170-129-107
10万ボルト ボルトチェンジ ハイドロポンプ トリック

上記ポケモンではスイクンなどの水の処理が大変で、鬼火を撒いてくるアローやカバやマンムーなどの地面にも不利を取りやすいことから、ミトムを採用した。持ち物はスイクンに瞑想を積まれても負担のかけやすい眼鏡とした。これによって、偶発対面した電気ポケモンに対してもかなり強引に殴り合うことが可能になる。少々リスキーだが、ゲンガーの裏に置いてボルトの電磁波読みで出すこともある。
ウェポンは水への遂行技の10万、サイクルを有利にするボルチェン、地面への遂行技のドロポン、最後はピクシーや耐久ポケモンに対して打つことがあるかと思いトリックとした。
相手した構築の関係であまり選出することはなかったが、出した時にはやはり目を見張る火力で相手に負担をかけてくれた。

キノガッサ@オボン
156-187-102-xx-84-109
マッハパンチ 種マシンガン 剣の舞 キノコの胞子

配分はこちらから(http://1fugitivelife.blog.fc2.com/blog-entry-5.html )借りた。クチート軸やカバ等への展開阻害、スイクンやギャラ等の対水枠として採用。バンギがいる関係上炎に厚めだと判断し、サイクルにも組み込みたかったこと、受けルも任せたかったことからオボンを持たせ、岩石封じを切って剣舞を採用した。相手の水、カバやクレセ等の物理受けを起点に剣舞を積む崩し役のポケモンであり、相手がジャローダにガッサを一任させている場合、このポケモンで崩すことができる。が、相手にゲンガーがいると出しにくく、フルに活躍させることはできなかったと感じた。単体で強いポケモンではあるが、この構築とマッチしているかと言われると微妙なところである。
ポリクチガッサのガッサと対面してお互いに剣舞を積み始めたのが面白かった。

 

○選出
バンギアローグロス
を基本選出とするが、サイクルを回しやすい駒が揃っており、裏のパーティーパワーも悪くないため、相手を見て選出する。
ボルトに対して基本バンギを投げるため、クチート等が同居している場合選出が窮屈になりがち。当日はガルーラクチート軸が同ブロックに多かったため、かなり選出が不安定だった。
クチートやブシン等、バンギが著しく不利を取りかつ裏に引きづらいポケモンがいる場合、ゲンガーやグロスから入る。
受けルに対しては、対ゲンガーのバンギ+ミトムガッサを見るバナorメガ枠ヤドラン+誤魔化し枠グライの選出と見て、グロスガッサミトムorアローで選出するつもりでいたが、バナヤドランを同時選出されるとしんどいなーと思っていた。当たることはなかったので何が正解かわからない。

○総括
欠陥構築と分かって使っていたが、その部分に目を瞑れば感触は悪くなかった。
スカーフバンギを相手の型が割れていない段階で動かしていくのは博打みたいなもので、一貫打点を打てる場合はまだいいが、まあ安定はしないかなと。

○参考
【最高レート2105】SAZIN式サザングロスバンギラス【S12使用構築】 - 真正メタグロスタンを目指して